防/衛省ツアーに行ってきた
11月25日、行ってきました防/衛省ツアー。
事の発端はTVで防/衛省でのツアーを放送していて、そんなものがあるのかと興味を持ったのがきっかけです。
だって実際に東京裁判をしたその建物が見られるって言うんだもん。
で、すぐPCで防/衛省のHP行ってツアー申込。さすがに一人でいく度胸はないので、たまたま旦那と一緒に休みを取った日で申し込む。
このツアーは無料ですが事前予約が必要で、参加者の住所氏名を防衛省に送ります。その後確認のメールがきますのでもう一度メールを送り返して予約完了。
さて当日です。
当日は顔写真入りの証明書、無い場合は健康保険証持参です。さすが防衛省。迂闊な人入れちゃだめですからね。
どきどきしながら市ヶ谷に在る防/衛省へ。
目の前で写真撮ったら怒られるかも、不審者に思われるかも、と怖くて遠くから撮った写真。
大丈夫そうなので思い切って目の前で取りました。大丈夫でした(笑)怒られなかった。
で、入ります。ツアー参加者は向かって左側の門から。お姉さんが二人立っていて、受付に案内してくれました。そこで身分証明書を提示、立入証を受け取ります。
番号が「69」なのにちょっと苦笑い。
9:30スタートです。時間きっちりです。さすが防/衛省。
まずは儀仗広場で説明を受けます。この日はカナダの軍の人(すみませんうろ覚えで)が来ていたそうで、カナダ国旗が翻ってました。3本あるポールは、右に日本国旗、左にカナダ国旗、国連関係者が来た時には真中に国連の旗が掲揚されるそうです。
国旗、カナダだけ翻っていて日本の国旗は風が当たらないのかよく見えなかった…
そして次が私的にメインの市ヶ谷記念館です。そうです東京裁判の法廷として使われた場所です。
外観です。
この上で三島由紀夫さんが演説したんですね。
大講堂に入り、DVDを見ます。「市ヶ谷台の歩み」明治、大正、昭和、平成の市ヶ谷台の歴史を見ます。
そして壇上に上がって講堂を見渡します。
ここは士官学校だった時代に天皇陛下が座られた玉座があった場所だそうです。東京裁判時は同時通訳の人が座っていたとのこと。
床も照明も当時のものをそのまま残してあるとのこと。
そして横に在る陛下専用の階段。私のケータイはフラッシュがないので真っ暗で良く見えませんね(汗)階段の下の方は上がりやすいようステップ(というのか?階段の一段)の奥の方が盛り上がっていて、上の段は奥が凹んでいるそうです。ううん、こまやか。
それから大講堂のフリー見学。でも15分しかないとのことで私は旦那を置いて展示物を血眼で見まくる。だって15分短すぎるもの…!
最後の陸軍大臣、阿南大臣の軍服。
画像が暗いのはフラッシュ撮影禁止だからです。展示物が痛んでしまうので。まあ私のケータイにフラッシュは付いてないのですが。
「硫黄島からの手紙」で有名になった栗林大将の、お子さんに当てた絵手紙。絵がすごい上手い!
最後に本部に送った電報。有名な「散るぞ哀しき」の部分。
まだ全部じっくり見ていないのに15分経過。短すぎるってば…!!(泣)
次は2階の旧便殿の間へ。士官学校時代の陛下の休憩所。
他の扉は「人を迎い入れる」ために全て内側に開きますが、この部屋だけは人を迎い入れることがないので外開きになっています。
ここには日本軍のすごい大きな集合写真が飾ってあって、昭和天皇や山本五十六や東条英機がばっちり映ってます。すごい。
そして次に旧陸軍大臣室へ。
この部屋で昭和45年11月25日、三島由紀夫氏が自刃したのであります。その時に出来た刀傷。
ピンボケしていてすみません。だって人が押すんだもん!
そう、私が見学した日は正に三島由紀夫さんが自決したその日だったのです。偶然なんですが。
感慨深く、事前に豊饒の海4部作を読んでから行きました。ちなみに豊饒の海の最終話を編集者に渡してから、三島由紀夫さんはその足で市ヶ谷駐屯地に向かったそうです。
これで市ヶ谷記念館見学終了。
さて次は隊舎の前を通って厚生棟へ。
そうそう、ツアー中は決められたルート以外勝手に歩いてはいけません。また、途中途中で人数確認をします。勝手に誰かが入り込んだりしないようにですね。さすが防/衛省。
で、厚生棟です。ここで買い物できます。時間15分。だから短すぎだって!
急いで職場と実家のお土産を買う。またも旦那放置。ごめん、時間ないんだもん!
そして次に屋外ヘリ展示場へ。実際に操縦席に座ってもいいんだけど、年配の人のパワーに負け私は写真を撮っただけ。
やはり座り心地は重視していないのね…!(そりゃそうだよね)
次にメモリアルゾーンへ。自衛隊の殉職者の方の慰霊碑です。
富士山をかたどったレリーフの前に在る丸い球は地球、そして円は欠けた場所がないということから、自衛隊員の方がこれ以上命を落とすことがないよう願ったもの。そしてその上に飛ぶ鳥は平和の象徴の鳩だそうです。
そして再びスタート地点に帰ってツアー終了。
立入証を返却して、ちゃんと人数と数が合っているかを確認して解散です。
2時間15分の見学でした。
すごい勉強になりましたし、「東京裁判」に出ていたあの法廷に私もいるんだと感動しました。歴史に触れてる、みたいな。
「日本の一番長い日」で見た阿南大臣の軍服も見られたし、事前に勉強して行って良かったー。
それに自衛隊員の人のかっこいいこと!みなさん姿勢がすごく綺麗で、普通に省内を歩いてるんですけど、もう超かっこよかったです。うっとりしちゃった。でも、ツアー参加者を見て笑っていたり(すごい人数だったので)厚生棟の売店では迷彩服着た隊員の方が週刊漫画雑誌(ジャンプではなかったようです/笑 サンデーかな?)立ち読みしてたり、スタバでコーヒー飲んで談笑してたり、微笑ましい所も見てしまった。
もし興味をもたれた方はぜひ防/衛省ツアーへ。平日しかやってないんですけど…
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この記事へのコメント
無題
どの名前も、どの展示品も、テレビや映画や教科書で見たものばっかりだ!
次回は、国会見学ツアーだ、奥さん!(今の腐れ政/権に、ツバ吐いてきてくれ!!)
勉強になったです
ツアー参加者は殆どご老人ばかりでしたが。もっと若い人も来ればいいのに。
次は国会見学ツアーか!よっしゃ、ぺぺぺっってしてくる!